顎変形症の治療には、事前の検査がとても大切になります。検査結果を基に、抜歯や手術の必要性や治療法、また開始時期などを決定するためです。
誰もが顔の骨格に多少のずれを持っており、ずれが小さい場合には手術の必要はなく、一般的な歯列矯正治療によって症状を改善させることができます。しかし、ずれが極端に大きく歯列矯正治療では対応できないケース、つまり顎変形症の場合には、手術をともなう外科矯正が必要です。
とはいっても、いきなり手術から入るケースは少なく、多くの場合矯正治療から始めます。 外科手術を担当する形成外科・口腔外科と、矯正歯科が連携をとって進めていく形になるのです。 顎変形症の治療には保険が適用できますので、まずはお気軽にご相談ください。
外科矯正治療には、メリットとデメリットがあります。当院ではその両方をよくふまえ、患者様によい結果をもたらす治療を選択していきます。
美しく機能性にも優れた横顔のラインを、「エステティックライン」と呼びます。 「横顔の美しさ」と「理想の噛み合せ」はイコールであり、このエステティックラインに沿った横顔が、理想の顔の基準とされています。また、SN-lineという基準があり、鼻の下から地面に垂直な線を引いたとき、上唇が3mm出て、下唇が1mm引っこんでいて、 顎 6mm引っこんでいるのは日本人の標準です。