成長過程において、顎の発達に異常が生じて起こる「顎変形症」。上顎または下顎の片方、あるいは両方が正しく育たず、顔面の変形や噛み合わせ異常などの症状が現れることを言います。
一般的な矯正治療で治る程度の症状ではなく、基準としては外科的矯正治療(手術)が必要となるほど骨格に異常が生じている場合に、「顎変形症」と診断されます。なお、治療には保険が適用されますので、お気軽にご相談ください。
次のような特徴が見られる場合、顎変形症の可能性があります。
顎変形症をそのままにしておくと、次のような症状が招かれます。
顎変形症の原因には、「遺伝」と「環境」の二つが考えられます。「遺伝」においては、特に下顎の大きさなどに影響しやすくなります。成長期に身長が伸びるのと一緒に顎が成長しますが、その際に遺伝による小さな顔の歪みや受け口などが目立つようになるのです。
顎変形症はこのように見た目に悪影響を及ぼすだけでなく、食事や呼吸、会話などにも支障をきたします。 これを放置すると歯に過剰な負担が掛っているので、歯が悪くなり易く、一度悪くなってしまうとその修復が非常に困難になります。 毎日を健康に過ごすためには、治療を受けることが必要です。顎変形症の治療については、お気軽に当院までご相談ください。